気候変動枠組条約第20回条約国会議のポイントと概要

地球環境に関すること
この記事は約5分で読めます。

気候変動枠組条約第20回条約国会議のポイントと概要

環境に関する用語『気候変動枠組条約第20回条約国会議』について、教えてください。

地球環境の専門家

気候変動枠組条約第20回条約国会議は、気候変動に関する国際的な枠組みである気候変動枠組条約の第20回目の締約国会議で、通称「COP20」と呼ばれます。

気候変動枠組条約第20回条約国会議は何を目的とした会議ですか?

地球環境の専門家

気候変動枠組条約第20回条約国会議の目的は、気候変動問題への国際的な対応を強化し、温室効果ガスの排出削減を促進することです。とくに、2015年に予定されていた新たな国際枠組み(後のパリ協定)採択に向けた交渉が大きな焦点となりました。

気候変動枠組条約第20回条約国会議とは。

環境に関する用語「国連気候変動枠組条約第20回締約国会議」とは、国連気候変動枠組条約に基づく気候変動に関する国際会議のことで、通称「COP20」と呼ばれます。2014年12月1日から14日まで、ペルーの首都リマで開催されました。同時に、京都議定書第10回締約国会合(CMP10)も開催されました。

気候変動枠組条約第20回条約国会議とは

気候変動枠組条約第20回条約国会議とは

気候変動枠組条約第20回条約国会議は、2014年12月1日から14日まで開催された、気候変動枠組条約UNFCCC)の第20回目の締約国会議で、通称「COP20」と呼ばれます。前年の気候変動枠組条約第19回締約国会議(COP19)で採択された「ワルシャワ合意」の進捗状況を踏まえ、気候変動への取り組みを強化するための長期目標の設定や資金供与のあり方などについて、国際的な議論が行われました。

気候変動枠組条約第20回条約国会議の目的

気候変動枠組条約第20回条約国会議の目的

2014年に開催されたCOP20の目的は、気候変動枠組条約のもとで各国の取り組みを結集し、温室効果ガスの排出量を削減することにより気候変動の影響を緩和することにあります。COP20は、世界各国が気候変動に関連するさまざまな問題について交渉し、地球温暖化を回避するための方策を推進するために毎年開催されている会議の一環として、ペルーの首都リマで開催されました。会議では、気候変動の緩和と適応、資金、技術移転、能力構築など、気候変動に関連する幅広い問題について交渉が行われました。

気候変動枠組条約第20回条約国会議の成果

気候変動枠組条約第20回条約国会議の成果

COP20は、ペルーのリマで2014年12月1日から14日まで開催され、会期は会期延長を経て最終日は12月14日となりました。会議には、190カ国以上の政府代表団に加え、国連機関、非政府組織(NGO)、企業、市民社会団体などから多くの参加者が集まりました。

COP20の主な成果は、2015年12月に予定されていた新たな国際枠組み(後のパリ協定)の採択に向けたロードマップとなる「気候行動のためのリマ声明(Lima Call for Climate Action)」の採択です。この声明には、2020年以降の各国の温室効果ガス排出削減等に関する貢献案(INDC:約束草案)を提出するよう各国に求めることや、開発途上国への資金支援を強化することなどが盛り込まれました。

また、COP20では、気候変動の悪影響を受けやすい小島嶼国や開発途上国への支援を強化することも議論されました。先進国は、2020年までに官民合わせて年間1,000億ドル規模の気候資金を動員する目標の達成に向け、努力を継続することが確認されたほか、緑の気候基金(GCF)への拠出が102億ドルを超える水準に達したことも報告されました。

COP20では、2015年のパリ協定採択を見据え、各国が排出削減等の貢献案(INDC)を提出することが求められました。日本は当時、2020年までに2005年比で3.8%削減(1990年比では約3.1%増)という目標を掲げており、先進国の中で野心が低いとして国際社会から批判を受けました。

COP20は、パリ協定の採択に向けた重要なステップとなり、各国が削減目標を提出することで気候変動対策の加速が期待されました。

気候変動枠組条約第20回条約国会議の課題

気候変動枠組条約第20回条約国会議の課題

COP20では、主に以下の課題が議論されました。

1つ目は、2020年以降の温室効果ガス削減目標の設定です。後に採択されたパリ協定では、世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて2℃より十分低く抑え、できれば1.5℃に抑えることを目指しています。その実現には2020年以降の温室効果ガス排出量を大幅に削減する必要がありますが、各国の削減目標の野心度が十分でないと指摘され、交渉は難航しました。

2つ目は、途上国への資金支援です。途上国は気候変動の影響を受けやすく、対策のためには資金が不可欠ですが、資金支援の規模や拠出方法をめぐって、先進国と途上国の間で意見が対立しました。

3つ目は、技術移転です。途上国が気候変動対策を進めるためには先進国の技術が必要ですが、技術移転の条件や方法について先進国と途上国の間で意見の隔たりがあり、議論が続けられました。

気候変動枠組条約第20回条約国会議の意義

気候変動枠組条約第20回条約国会議の意義

COP20は、2014年12月1日から14日まで、ペルー共和国リマで開催されました。本会議は、気候変動枠組条約UNFCCC)が採択(1992年)されてから20年余りの節目に開催され、気候変動への取り組みの新たな国際枠組み「パリ協定」を2015年に採択することが大きな課題となっていました。

COP20では、パリ協定に向けた交渉が本格化し、各国の意見が交わされました。交渉は難航しましたが、新枠組みの骨子となる要素が「気候行動のためのリマ声明」としてまとめられ、2015年のCOP21での採択に向けて前進することができました。また、気候変動対策のための資金や技術移転をめぐる議論も行われ、一定の進展が見られました。

このようにCOP20は、パリ協定に向けた交渉が本格化し、資金や技術移転に関する議論も進められた重要な会合となりました。COP20の成果を踏まえ、2015年のCOP21ではパリ協定が採択されました。

タイトルとURLをコピーしました