エコカー補助金の概要と特徴

エコカー補助金の概要を教えてください。

地球環境の専門家
エコカー補助金は、環境性能の良い新車の買い替えや購入を促進するために、経済産業省が中心となって実施していた補助金制度です。

実施期間はいつまででしたか?

地球環境の専門家
申請受付は2009年6月19日から始まり、当初は2010年3月31日までの予定でしたが、需要が大きかったため2010年9月30日まで延長され、9月7日に受付終了しました。また、2011年12月20日から2013年1月31日までの期間にもこの補助金は実施され、予算消化により2012年9月21日で受付終了しました。なお、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)という制度は現在も存続していて、実質的なエコカー補助金として活用することができます。
エコカー補助金とは。(制度の概要)
環境に配慮する取り組みの一つとして、エコカー補助金という制度が導入されました。これは、環境性能に優れた新車の購入を促進し、環境対策と景気対策を同時に実現することを目的として、経済産業省(自家用車)と国土交通省(事業用自動車を担当)が運用していた制度です。申請受付は2009年6月19日より開始され、同年4月10日以降に新規登録された対象車に適用されました。
エコカー補助金とは?(補助金の内容を詳細に)

エコカー補助金とは、環境性能の高い自動車を購入する際にかかる費用の一部を国が補助する制度で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目的として2009年に導入されました。対象となるのは国が定める燃費基準を満たす自動車で、補助金額は車種や燃費性能に応じて異なります。
- 環境性能に優れた新車を新たに購入する場合に支給される補助金
- 初年度登録から13年を経過した古い車を廃車(スクラップ)し、環境性能の良い新車に買い替える場合に支給される補助金
後者の経年車の廃車を伴う新車購入に対する補助は、一般にスクラップインセンティブとも呼ばれ、前者より高い金額が支給されました。
なお、補助金の交付を受ける条件として、新車新規登録日または新車新規検査届出日より1年以上の間、原則として同一の者が使用し続ける必要があります。
エコカー補助金の目的

エコカー補助金は、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を促し、低炭素社会の実現に貢献することを目的としています。CO2は地球温暖化の原因となる代表的な温室効果ガスであり、その排出量の増加は海面上昇や異常気象の頻発など、さまざまな環境問題を引き起こします。
エコカーはガソリン車に比べてCO2排出量が少なく、環境負荷の低い車両です。その購入を経済的に支援して従来のガソリン車からの切り替えを促し、普及を加速させることで、社会全体のCO2排出量を減らし、低炭素社会への移行を後押しする役割を担っていました。
エコカー補助金の対象となる車種

補助金の交付対象となるのは、国が定める燃費基準を満たす車両です。軽自動車、小型車、普通車、大型車(バス・トラック)などの区分に分かれていました。
対象となる主な車種・区分は、以下のとおりです。
- 燃費基準をクリアした、ガソリン車・ディーゼル車
- 電気自動車(EV)
- プラグインハイブリッド車(PHV)
- ハイブリッド車(HV)
- クリーンディーゼル車
- 天然ガス自動車(CNG車)
エコカー補助金の申請方法

エコカー補助金の申請は、執行機関である一般社団法人 次世代自動車振興センターの案内に従って行います。車検証の写しなどの必要書類を準備し、原則として新車の登録日の翌月末までに提出する必要があります。
- 次世代自動車振興センターの案内に従い、申請書類一式を入手します。
- 申請書に必要事項を記入します。
- 車検証の写しなど必要書類を添付します。
- 申請書と必要書類を次世代自動車振興センターへ郵送で提出します。
実際の申請は、購入した販売店やメーカーが代行するのが一般的でした。申請が受理され、審査を経て承認されると、指定の口座に補助金が振り込まれます。
- 補助金の対象は原則として新車の購入に限られます。
- 補助金額は車種や区分、スクラップインセンティブの有無によって異なります。
- 申請は新車登録日の翌月末までに行い、車検証の写しなど所定の書類を添付する必要があります。
エコカー補助金の支給額

エコカー補助金の支給額は、車種区分とスクラップの有無によって異なります。スクラップを伴わない新車購入(買い替え)の場合は普通車・小型車で10万円、軽自動車で5万円(2009-2010年)or7万円(2011-13年)が支給されました。一方、13年を超えて使用した車をスクラップして新車に買い替える場合は、(2011-2013年には支給がありませんでしたが)普通車・小型車で25万円、軽自動車で12.5万円と、より高額になりました。大型車(バス・トラック)については、車両総重量に応じてさらに高い金額が設定されていました。
なお、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの次世代自動車については、別途「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)」など専用の補助制度が用意されました(この制度は、現在も存続しており、事実上のエコカー補助金として機能してます)。エコカー補助金との併用が原則不可だったものの、両者は使い分けて活用されました。
※補助金額は車種やグレードにより異なります。詳しくは経済産業省および次世代自動車振興センターの公表資料をご確認ください。
エコカー補助金は、環境にやさしい車の普及を促し、CO2排出量の削減と景気対策の両立を目指した制度でした。消費者は、制度を上手に活用することで、環境性能の高い自動車を購入する機会を得ることができました。


