グローブ計画とは?

地球環境に関すること
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グローブ計画とは?

先生、『グローブ計画』ってどんな計画ですか?

地球環境の専門家

グローブ計画は、子どもたちに地球環境についての学習の促進や地球環境の保全に参画する機会を提供することを目的とした計画です。

具体的にはどんなことをするんですか?

地球環境の専門家

世界各国の子どもたちが地域の気象観測などを行い、そのデータをインターネットを通じて米国のグローブデータ処理センターへ送信すると、画像処理された「地球環境イメージ」が提供されます。また、参加した子どもたち同士のメールでの交信も可能です。

グローブ計画とは。

グローブ計画(GLOBE:Global Learning and Observations to Benefit the Environment)」とは、子どもたちに地球環境についての学習を促進し、地球環境の保全に参加する機会を提供することを目的とした計画です。1994年のアースデーに、当時のアメリカ副大統領アル・ゴア氏により提案されました。

この計画では、世界各国の子どもたちが地域の気象観測などを行い、そのデータをインターネットを通じて米国のグローブデータ処理センターへ送信します。すると、画像処理された「地球環境イメージ」が提供されます。また、参加した子どもたち相互のメールでの交信も可能です。

グローブ計画の概要

グローブ計画の概要

グローブ計画(GLOBE Program)は、世界中の児童・生徒、教師、科学者が連携して、地球環境に関する観測・研究・教育活動を行う国際的な科学教育プログラムです。1994年4月22日(アースデー)に、米国のアル・ゴア副大統領(当時)が提唱し、1995年から本格的に運用が開始されました。

本計画の最大の特徴は、参加する子どもたちが「市民科学者(シチズン・サイエンティスト)」として実際に地球環境観測に携わる点にあります。気温、降水量、土壌、水質、植生など多岐にわたる項目を観測し、そのデータを世界共通のプロトコルに従ってインターネット経由で米国のデータ処理センターへ送信します。

グローブ計画には世界120以上の国と地域が参加しており、日本も1995年から参加しています。集積されたデータは、研究者によって地球環境の解明に活用されるとともに、参加校へ「地球環境イメージ」として画像処理されたデータが提供され、教育現場で活用されています。

グローブ計画の目的

グローブ計画の目的

グローブ計画の目的は、子どもたちに地球環境についての科学的理解を深めさせ、環境保全に主体的に参加する機会を提供することにあります。具体的には、以下の三つの柱から構成されています。

グローブ計画の三つの主要目的は次のとおりです。

  • 地球環境に関する世界的な科学的理解の促進
  • 科学・数学・環境教育における児童・生徒の学習成果の向上
  • 研究者・教師・児童生徒の国際的な協力ネットワークの構築

子どもたちが直接観測活動に取り組み、世界中の仲間とデータを共有することで、地球規模の環境問題を実感をもって学び、将来の環境保全の担い手として育つことが期待されています。

グローブ計画の内容

グローブ計画の内容

グローブ計画では、参加校の児童・生徒が学校周辺の自然環境について、世界共通のプロトコル(観測手順書)に従って継続的に観測を行います。観測項目は大気・気候、水文(水質)、土壌、土地被覆・生物季節(フェノロジー)など多岐にわたります。

具体的な観測例としては、気温・最高気温・最低気温・降水量・雲の種類と量・大気中のエアロゾルなどの気象観測、河川や湖沼のpH・溶存酸素・水温などの水質観測、土壌の温度・含水率・pHなどの観測、樹木の芽吹きや落葉の時期といったフェノロジー観測などが挙げられます。

観測されたデータは、インターネットを通じてグローブデータ処理センターに送信され、世界中の参加校から集まったデータと統合されます。これにより、画像処理された「地球環境イメージ」として参加校に提供され、子どもたちは自分たちのデータが地球規模の科学的知見の構築に貢献していることを実感できます。また、参加校間でのメール交信を通じた国際交流も計画の重要な要素です。

グローブ計画への参加方法

グローブ計画への参加方法

グローブ計画への参加は、原則として学校単位で行われます。参加するには、各国に設置されたグローブ・カントリー・コーディネーターを通じた手続きが必要です。日本では、文部科学省が窓口となって参加校の取りまとめを行ってきました。

グローブ計画に参加するための主な流れは次のとおりです。

  • 各国のコーディネーター(日本の場合は文部科学省など)に参加を申し込む
  • 教師がグローブ計画の研修(トレーニング・ワークショップ)に参加し、観測手順を習得する
  • 必要な観測機材を準備する
  • 児童・生徒とともに観測を実施し、データをグローブのウェブサイトを通じて送信する
  • 送信したデータを活用した学習活動や、国際交流活動に取り組む

グローブ計画は世界共通の枠組みで運営されているため、参加校は世界中の学校と同じ基準で観測・データ共有を行うことができます。詳細はグローブ計画の公式ウェブサイト(globe.gov)や、各国のコーディネーターから情報を得ることができます。

グローブ計画の意義

グローブ計画の意義

グローブ計画の意義は、大きく科学的意義教育的意義の二つの側面から捉えることができます。

科学的意義としては、世界各地の学校から集積される膨大な観測データが、研究者にとって貴重な情報源となっている点が挙げられます。専門の観測網だけでは得られない、きめ細やかな地点でのデータが蓄積されることで、気候変動や生態系の変化など地球規模の環境問題の研究に寄与しています。

教育的意義としては、子どもたちが実際の科学研究のプロセスに参加する体験を通じて、科学的思考力や観察力、データ分析能力を養うことができる点が大きな特徴です。また、世界中の同年代の子どもたちと観測データを共有・交流することで、地球環境問題が国境を越えた共通の課題であることを実感できます。

グローブ計画は、現在のSDGs(持続可能な開発目標)やESD(持続可能な開発のための教育)の理念とも合致しており、次世代の地球市民を育成する取り組みとして、引き続き世界各国で重要な役割を担っています。

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