環境用語解説『いきものログ』について

環境問題に関すること
この記事は約3分で読めます。

環境用語解説『いきものログ』について

「いきものログ」について、教えてください。

地球環境の専門家

「いきものログ」とは、環境省が運営しているWebサイトで、インターネットを通じて寄せられた情報をリアルタイムに集計・公開するシステムのことです。

どのような情報を集計するのですか?

地球環境の専門家

桜の開花や紅葉、ウグイスの初鳴きなど、いきものや自然の季節的な移り変わりに関する観察情報を集計しています。

いきものログとは。(概要)

「いきものログ」とは、桜の開花や紅葉の時期、ウグイスの初鳴きなど、生き物や自然の季節的な移り変わりに関する情報を、インターネットを通じてリアルタイムに収集・公開するシステムです。インターネット上で誰でも閲覧することができます。

環境省は2001(平成13)年、「インターネット自然研究所」を開設し、そのコンテンツのひとつとして前身の「四季のいきもの前線調査」が提供されるようになりました。2008年開始の「いきものみっけ」を経て、2013年より、「いきものログ」というWebサイト・アプリにその役割は引き継がれています。

いきものログとは(しくみと役割)

いきものログとは

いきものログは、市民参加型の生物季節モニタリングとして位置づけられています。

全国の参加者から、ツバメの飛来やヒガンバナの開花なども含めた、季節に応じた動植物の観察情報をインターネットを通じて募り、その結果をリアルタイムに地図上で公開する仕組みになっています。寄せられた情報は、生物多様性の状況把握や、気候変動が動植物の生活サイクルに及ぼす影響を分析するための基礎データとなるほか、人々が自然の移り変わりに関心をもつきっかけをつくる環境教育の機会としても役立てられています。

いきものログの調査目的

いきものログの調査目的

身近な動植物の季節的な変化を全国規模で記録することにより、生物の分布や生態系の長期的な変化を把握することを目的としています。

こうした記録は、気候変動や土地利用の変化といった環境の変化が、生物の生活サイクルや分布に及ぼす影響を明らかにするうえで重要な手がかりとなります。得られたデータは、生物多様性の保全、環境政策の策定、気候変動対策などに活用されます。

いきものログの調査の方法

いきものログの調査の方法

本調査は、市民参加型のオンライン調査として行われます。

参加者は、身近な場所で観察した桜の開花日や紅葉の見頃、ウグイスの初鳴きなどの情報を、観察した日付や場所とあわせてインターネット上のフォームから報告します。報告された情報はその場で集計され、地図上に「前線」として表示されます。これにより、季節の進行を全国規模で可視化でき、生き物の分布や生息環境の変化についての分析にも活かされます。

調査結果の公開

調査結果の公開

集計された結果は、環境省の「インターネット自然研究所」のホームページなどで広く公開されており、誰でも閲覧することができます。データが研究者や政策立案者だけでなく一般の人々にも開かれていることで、環境保全や政策立案への活用が進むとともに、参加者や閲覧者が自然環境への関心や理解を深めるきっかけにもなっています。

いきものログの調査の意義

いきものログの調査の意義

四季のいきもの前線調査がもつ主な意義は、次の3点に整理できます。

  • 気候変動の影響を明らかにできる:開花や初鳴きといった生物の季節現象は気温など環境の変化を敏感に反映するため、長期的なデータの蓄積によって、気候変動の影響を時系列で追跡できます。
  • 自然環境の保全に役立つ:得られたデータは、生物多様性の現状把握や保全計画の立案の基礎資料として活用されます。
  • 市民の環境意識を高める:一般の人々が観察者として参加することで、自然環境や生物多様性への理解と関心が深まります。

このように、四季のいきもの前線調査は、科学的なデータ収集と市民参加による環境教育の両面を兼ね備えた取り組みとして、重要な役割を果たしています。

タイトルとURLをコピーしました