知ることで環境を守ろう!国際生物多様性年とは?

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知ることで環境を守ろう!国際生物多様性年とは?

国際生物多様性年ってどういう意味ですか?

地球環境の専門家

国際生物多様性年は、生物多様性条約と「2010年目標」などを広く周知し、生物多様性の重要性についての認識を高め、条約の達成を推進するために国連で採択・決議された国際年です。

生物多様性条約と「2010年目標」ってなんですか?

地球環境の専門家

生物多様性条約は、生物多様性の保全と持続可能な利用、生物多様性から得られる恵益の公正かつ衡平な共有を目的とした国際条約です。「2010年目標」は、2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させることを目指した国際的な目標です。

国際生物多様性年とは。

2010年は「国際生物多様性年」とされました。これは国連で採択・決議された国際年の一つで、生物多様性の重要性についての認識を高め、条約の達成を推進するために設けられたものです。

2006年にブラジルのクリチバで開催された生物多様性条約COP8の勧告を受け、同年の第61回国連総会において決定されました。

シンボルとして、魚、波、フラミンゴ、大人と子ども、そして木をデザインしたロゴが発表されました。

世界各地で生物多様性に関連するイベントが開催され、日本では同年に名古屋で開催された生物多様性条約 COP10にあわせて各地で記念シンポジウムなどが行われました。

また、毎年5月22日は国連により「国際生物多様性の日」として制定されています。

2010年12月の国連総会では、日本の提案による2011〜2020年の「国連生物多様性の10年」が決議されました。

国連が定めた国際生物多様性年とは?

国連が定めた国際生物多様性年とは?

生物多様性とは、地球上に生息するさまざまな生物とその生態系の多様性を指します。生物多様性は、人間の生活に欠かせないものであり、食料、水、空気、医薬品などの資源を提供してくれます。また、気候変動や自然災害などへのレジリエンス(回復力)を高める役割も果たしています。

しかし、近年は人間の活動によって生物多様性が急速に失われています。森林破壊、湿地の干拓、海洋汚染などにより、多くの生物が絶滅の危機に瀕しています。生物多様性の喪失は人間の生活にも大きな影響を及ぼし、食料危機や水不足、気候変動の悪化などを引き起こす可能性があります。

そこで国連は2010年を「国際生物多様性年」と定めました。国際生物多様性年は、生物多様性の重要性について世界中の人々の意識を高め、生物多様性の保全を推進することを目的としています。

生物多様性条約とは?

生物多様性条約とは?

生物多様性条約は、生物多様性の保全を目的とした国際条約です。1992年にリオデジャネイロで開催された「地球サミット」で採択され、1993年に発効しました。日本を含む190を超える国・地域が締約国となっています。

生物多様性条約の目的は、次の3つです。

生物多様性条約の3つの目的

  • 生物多様性とその構成要素を保全すること
  • 持続可能な方法で生物資源を利用すること
  • 遺伝資源の利用から生じる利益を公正かつ衡平に配分すること

2010年目標とは?

2010年目標とは?

国際生物多様性年が設定された2010年を目標年として、世界の生物多様性の保全と持続可能な利用のために、各国での取り組みの加速と生物多様性条約の下での国際協力の強化が求められました。

2002年にオランダ・ハーグで開催された生物多様性条約第6回締約国会議(COP6)において、「2010年目標」として「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」ことが採択され、その後の締約国会議で具体的な実施が議論されました。主なポイントは以下の通りです。

2010年目標の主な内容

  • 生物多様性の損失速度を顕著に減少させること
  • 生態系サービスを維持すること
  • 農業や森林など主要な産業の持続可能性を向上させること
  • 生物多様性条約の目標を各分野で主流化すること
  • 生態系と生物多様性を保全するための資金を確保すること
  • 生物多様性に関する情報の共有を促進すること
  • 生物多様性に関する教育と啓発を促進すること
  • 条約の目標達成に向けた国際協力とパートナーシップを促進すること
  • 生物多様性条約の戦略計画と行動計画を再検討すること
  • 各国の生物多様性国家戦略・行動計画を策定すること

その後、2010年に名古屋で開催されたCOP10では、この目標の達成状況を踏まえ、新たな世界目標として「愛知目標(愛知ターゲット)」が採択され、2020年までの取り組みへと引き継がれました。

国際生物多様性年のロゴの意味

国際生物多様性年のロゴの意味

国際生物多様性年は、生物多様性の重要性と保護の必要性を世界にアピールするための国連の取り組みです。その年に合わせて作成された公式ロゴには、魚、波、フラミンゴ、大人と子ども、木などがデザインされ、地球上の多様な生命と自然の豊かさを象徴しています。

ロゴに描かれた要素は、地球上のあらゆる生命が互いに関わり合っていることを表現しており、自然環境の保護と保全の重要性を訴えています。

また、国際生物多様性年では「Biodiversity is life. Biodiversity is our life.(生物多様性は生命。生物多様性は私たちの生活。)」というスローガンが掲げられ、世界の人々が一体となって生物多様性を守ることを呼びかけました。

国際生物多様性年のロゴは、地球と生命の大切さを表現し、生物多様性を保護することの重要性を訴えるシンボルとなっています。

生物多様性条約 COP10とは?

生物多様性条約COP10とは?

生物多様性条約 COP10は、生物多様性条約(CBD)の第10回締約国会議として、2010年10月18日から29日まで、日本の名古屋で開催された国際会議です。COP10では、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する新たな世界目標が採択され、条約の実施が強化されました。

生物多様性条約は、1992年のリオデジャネイロ地球サミットで採択された国際条約で、生物多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用、遺伝資源の利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分を目的としています。COP(締約国会議)は、条約の実施状況をレビューし、新たな目標や行動計画を採択する場として開催されます。

COP10では、新たな世界目標として「愛知目標(愛知ターゲット)」が採択されました。これは2011年から2020年までに達成すべき20項目の具体的な目標で構成されており、生物多様性の損失を止めることや、生物多様性の恩恵を公平かつ持続可能な方法で共有することなどが盛り込まれています。

また、COP10では条約の実施を強化するための新たな戦略計画「生物多様性戦略計画2011-2020」も採択されました。この計画には、生物多様性保全のための資金確保や、生物多様性に関する知識・情報の共有などの具体的な行動が定められています。さらに、遺伝資源の利用と利益配分に関する「名古屋議定書」も採択され、国際的な枠組みが大きく前進しました。

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