知ることで環境を守ろう!国際生物多様性年とは?

環境問題に関すること
この記事は約6分で読めます。

知ることで環境を守ろう!国際生物多様性年とは?

国際生物多様性年ってどういう意味ですか?

地球環境の専門家

国際生物多様性年は、生物多様性条約と「2010年目標」などを周知して生物多様性の重要性についての認識を高め、条約の達成を推進するための国連で採択・決議された国際年です。

生物多様性条約と「2010年目標」ってなんですか?

地球環境の専門家

生物多様性条約は、生物多様性の保全と持続可能な利用、生物多様性から得られる恵益の公正かつ衡平な共有を目的とした国際条約です。「2010年目標」は、2010年までに生物多様性の喪失を大幅に削減することを目指した目標です。

国際生物多様性年とは。

2010年は「国際生物多様性年」とされました。国連で採択・決議された国際年の一つで、生物多様性の重要性についての認識を高め、条約の達成を推進するためのものです。

2006年にブラジルのクリチバで開催された生物多様性条約COP8の勧告を受けて、同年の第61回国連総会において決定されました。

生物多様性を象徴する魚、波、フラミンゴ、大人と子供、および木をデザインしたロゴが発表されました。

世界各地で生物多様性に関連するイベントが開催され、日本では、同年に名古屋で開催された生物多様性条約 COP10にあわせて各地で記念シンポジウムなどが開催されました。

また、毎年5月22日は国連による「国際生物多様性の日」として制定されています。

2010年12月の国連総会では、日本による2011-2020年の「国連生物多様性の10年」提案が決議されました。

国連が定めた国際生物多様性年とは?

国連が定めた国際生物多様性年とは?

国連が定めた国際生物多様性年とは?

生物多様性とは、地球上に生息する様々な生物とその生態系の多様性を指します。生物多様性は、人間の生活に欠かせないものであり、食料、水、空気、医薬品などの資源を提供してくれています。また、生物多様性は、気候変動や自然災害などへのレジリエンス(回復力)を高める役割も果たしています。

しかし、近年、人間の活動によって、生物多様性が急速に失われています。森林破壊、湿地の干拓、海洋汚染などにより、多くの生物が絶滅の危機に瀕しています。生物多様性の喪失は、人間の生活にも大きな影響を及ぼし、食糧危機や水不足、気候変動の悪化などを引き起こす可能性があります。

そこで、国連は2010年を「国際生物多様性年」と定めました。国際生物多様性年は、生物多様性の重要性について世界中の人々に awareness(意識)を高め、生物多様性の保全を推進することを目的としています。

生物多様性条約とは?

生物多様性条約とは?

知ることで環境を守ろう!国際生物多様性年とは?

2010年は国連が定める国際生物多様性年です。生物多様性とは、地球上に存在するすべての生物の多様性を指し、生態系のバランスを保ち、人間の生活を支える重要な要素となっています。しかし、近年、人間の活動による森林破壊や気候変動などにより、生物多様性が脅かされています。

生物多様性条約とは?

生物多様性の保全を目的とした国際条約です。1992 年にリオデジャネイロで開催された「地球サミット」で採択され、1993 年に発効しました。日本を含む 196 か国が締約国となっています。生物多様性条約の目的は、「生物多様性とその構成要素を保全すること、持続可能な方法で生物資源を利用すること、遺伝資源を利用することから生じる利益を公正かつ衡平に配分すること」の3つです。

2010年目標とは?

2010年目標とは?

「2010年目標とは?」

国際生物多様性年が終了する2010年を目標として、世界の生物多様性を保全・持続可能な利用のために、各国での取組の加速と、生物多様性条約の下での国際協力の強化が必要とされました。

そこで、条約の第9回締約国会議(COP9)において、「2010年目標」として以下の具体的な目標が採択されました。

1. 生物多様性の減少を少なくとも半減させること。
2. 生態系サービスを維持すること。
3. 農業や森林などの主要な産業の持続可能性を向上させること。
4. 生物多様性条約の目標を主流化すること。
5. 生態系と生物多様性を保全するための資金を確保すること。
6. 生態系と生物多様性に関する情報の共有を促進すること。
7. 生物多様性に関する教育と啓発を促進すること。
8. 条約の目標を達成するための国際協力とパートナーシップを促進すること。
9. 生物多様性条約のグローバル戦略と行動計画を再検討すること。
10. 生物多様性条約の国家戦略や行動計画を策定すること。

この「2010年目標」は、2020年まで延長され、「愛知ターゲット」として生物多様性条約の目標に組み込まれました。

国際生物多様性年のロゴの意味

国際生物多様性年のロゴの意味

国際生物多様性年のロゴとは?

国際生物多様性年は、生物多様性の重要性と保護の必要性を世界にアピールするための国連の取り組みです。その年に合わせて作成された公式ロゴは、緑色の地球をモチーフに、花や木、動物たちが描かれたデザインになっています。

ロゴの地球は、地球のすべてが互いに関連し合っていることを表しています。そして、花や木、動物たちは、地球の生物多様性を象徴しています。地球を取り囲む緑の絵葉書は、自然環境の保護と保全の重要性を表しています。

ロゴには、「世界が一つになる。生物多様性を祝う。」というスローガンが使われています。このスローガンは、世界の人々が一つになって生物多様性を祝い、保護に取り組むことを呼び掛けています。

国際生物多様性年のロゴは、地球と生命の大切さを表現し、生物多様性を保護することの重要性を訴えています。

生物多様性条約 COP10とは?

生物多様性条約<strong>COP10</strong>とは?” class=”title_image_ai”  /></p>
<p><span>国際生物多様性年とは、</span>地球の生物多様性に関する取り組みを促進するために、国際連合が2010年を定めたものです。この年は、<strong>生物多様性条約</strong>(CBD)が採択されて10周年を迎える年でもあり、CBDの締約国会議(COP)の第10回会議(<strong>COP10</strong>)が開催されました。<strong>COP10</strong>では、生物多様性の保全と持続可能な開発に関する新たな目標が採択され、<strong>生物多様性条約</strong>の実施が強化されました。</p>
<p><strong>生物多様性条約</strong>は、1992年のリオデジャネイロ地球サミットで採択された国際条約です。この条約の目的は、生物多様性の保全、生物多様性から得られる恵益の持続可能な利用、生物多様性に関する知識の共有を促進することです。COPは、<strong>生物多様性条約</strong>の締約国が条約の実施状況をレビューし、新たな目標や行動計画を採択する会議です。<strong>COP10</strong>は、2010年10月18日から29日まで、日本の名古屋で開催されました。</p>
<p><strong>COP10</strong>では、生物多様性の保全と持続可能な開発に関する新たな目標が採択されました。この目標は、「愛知ターゲット」と呼ばれ、2020年までに達成すべき20の具体的な目標で構成されています。愛知ターゲットには、生物多様性の損失を阻止し、生物多様性の恩恵を公平かつ持続可能な方法で共有することなどが含まれています。</p>
<p><strong>COP10</strong>では、<strong>生物多様性条約</strong>の実施を強化するための新たな行動計画も採択されました。この行動計画は、「<strong>生物多様性条約</strong>戦略計画2011-2020」と呼ばれ、生物多様性の保全と持続可能な開発に関する具体的な行動を定めています。同計画には、生物多様性の保全のための資金を確保すること、生物多様性に関する知識や情報を共有することなどが含まれています。</p>
      </div>

      
      
      <footer class=

環境問題に関すること
おぶじぇ・ぱーくをフォローする
タイトルとURLをコピーしました