要緊急対処特定外来生物とは?
先生、要緊急対処特定外来生物って何ですか?
地球環境の専門家
特定外来生物の一種で、生態系や国民生活に著しい被害を与えるおそれがある生物のことだよ。
どのような生物が指定されているんですか?
地球環境の専門家
ヒアリ、アカミミガメ、ミシシッピアカミミガメなどが指定されているよ。これらの生物が発見された場合は、すぐに駆除や防除が行われることになるよ。
要緊急対処特定外来生物とは。
「環境用語『緊急対策外来種』は、外来生物法(2004年)に基づいて指定された「特定外来生物」の一種です。特定外来生物のうち、拡散した場合に重大な生態系被害や国民生活の安定に著しい支障を及ぼす可能性があり、発見された場合は緊急に検査、駆除、拡散防止措置を実施する必要があるものとして政令で定められています。」
要緊急対処特定外来生物とは何か?
要緊急対処特定外来生物とは、生態系、人の生命、身体、生活環境に重大な被害を及ぼすおそれのある外来生物のうち、一刻を争い緊急に防除や駆除が必要とされるものです。外来生物法に基づき、環境大臣が指定します。
外来生物法では、要緊急対処特定外来生物を指定する際の基準を定めています。その基準は以下のとおりです。
・生態系、人の生命、身体、生活環境に重大な被害を及ぼすおそれがあること
・一刻を争い緊急に防除や駆除が必要であること
・防除や駆除が困難であること
・被害を防止するためには、他の法律による規制だけでは不十分であること
要緊急対処特定外来生物に指定されると、その外来生物の輸入、飼育、繁殖、販売、譲渡などが禁止されます。また、環境大臣は、要緊急対処特定外来生物の防除や駆除のために必要な措置を講じることができます。
なぜ「外来生物法」で指定されるのか?
なぜ「外来生物法」で指定されるのか?
要緊急対処特定外来生物に指定されるためには、以下の4つの条件を満たしている必要があります。
・生態系、人の生命・身体、農林水産業または国民経済に被害を及ぼす、または、及ぼすおそれがあると認められること
・他の生物の生息・生育する場所を破壊する、または、破壊するおそれがあると認められること
・他の生物の個体数に影響を及ぼし、または、影響を及ぼすおそれがあると認められること
・他の生物の遺伝的多様性に影響を及ぼし、または、影響を及ぼすおそれがあると認められること
要緊急対処特定外来生物に指定される条件
要緊急対処特定外来生物に指定される条件
特定外来生物に指定される条件は、以下のとおりです。
* 人の生命、身体または財産に危害を及ぼすおそれがあること。
* 農林水産業に被害を及ぼすおそれがあること。
* 生態系に被害を及ぼすおそれがあること。
* 国の天然記念物、国の特別天然記念物またはそれらに準ずるものとして指定されている動植物に被害を及ぼすおそれがあること。
* 特定外来生物に由来する新たな特定外来生物の発生のおそれがあること。
これらの条件を満たす外来生物が、要緊急対処特定外来生物に指定されます。
要緊急対処特定外来生物の具体例
要緊急対処特定外来生物は、生態系や農林水産業、人々の健康や生活などに重大な被害を及ぼすおそれがある外来生物のことです。環境省では、生態系への潜在的な脅威や影響の大きさ、分布状況、被害状況などを考慮し、要緊急対処特定外来生物を指定しています。
要緊急対処特定外来生物の具体例としては、以下のものがあります。
* セアカゴケグモ
* ツマアカスズメバチ
* ヒアリ
* オオヒキイモリ
* オオクチバス
* ブラックバス
* ブルーギル
* ウシガエル
* ニホンザル
* イノシシ
これらの生物は、いずれも日本在来の生態系に大きな影響を与える可能性があります。例えば、セアカゴケグモは、毒を持っていて人を刺すことがあります。ツマアカスズメバチは、攻撃性が高く、人を刺すことがあります。ヒアリは、人を刺すだけでなく、作物にも被害を与えます。オオヒキイモリは、在来のサンショウウオを捕食することがあります。オオクチバス、ブラックバス、ブルーギルは、在来の魚類を捕食したり、産卵場所を奪ったりすることがあります。ウシガエルは、在来のカエルを捕食したり、在来のカエルの産卵場所を奪ったりすることがあります。ニホンザルは、農作物を食べたり、人を襲ったりすることがあります。イノシシは、農作物を食べたり、山林を破壊したりすることがあります。
環境省では、要緊急対処特定外来生物の被害を防ぐために、駆除や防除などの対策を行っています。また、国民に対して、外来生物の被害を防ぐための注意を呼びかけています。
要緊急対処特定外来生物への対策
–要緊急対処特定外来生物への対策–
要緊急対処特定外来生物は、生態系や人の健康に重大な被害を及ぼす可能性がある外来生物です。これらに対処するためには、さまざまな対策が講じられています。まず、これらの生物が日本に侵入するのを防ぐために、検疫やモニタリングが行われています。また、もし侵入した場合には、駆除や根絶などの措置がとられます。さらに、これらの生物の生態や被害について研究を行い、対策をより効果的にするための知見を集めています。
要緊急対処特定外来生物の侵入を防ぐためには、検疫が重要です。これは、植物や動物、土壌など、海外から持ち込まれるものを検査して、これらの生物が混入していないかどうかを調べることです。また、モニタリングも行われています。これは、これらの生物が侵入していないかどうかを定期的に調査することです。もし侵入した場合には、駆除や根絶などの措置がとられます。駆除とは、これらの生物を殺したり捕まえたりすることです。根絶とは、これらの生物を一掃することです。
要緊急対処特定外来生物の生態や被害について研究を行い、対策をより効果的にするための知見を集めています。これにより、これらの生物が侵入するのを防ぐためのより効果的な方法や、侵入した場合に駆除や根絶するためのより効果的な方法を開発することができるようになります。