国連保護地域リストとは?

制度に関すること
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国連保護地域リストとは?

国連保護地域リストって何ですか?

地球環境の専門家

国連保護地域リストとは、国連が作成する世界の自然保護地域のリストのことです。

いつから作成されているんですか?

地球環境の専門家

1962年から作成されています。代表的な版として、2003年に南アフリカのダーバンで開催された第5回世界国立公園会議で公表されたものがあります。

どういった情報が載っているんですか?

地球環境の専門家

国立公園、世界遺産(自然遺産)、ラムサール条約湿地、生物圏保存地域などの情報が載っています。

国連保護地域リストとは。

国連保護地域リストとは、国連が作成する世界の自然保護地域のリストのことです。1962年に米国のシアトルで開催された第1回世界国立公園会議で世界の国立公園リストが公開されたのが最初で、以降、複数回にわたって改訂版が発行されてきました。代表的な版として、2003年に南アフリカのダーバンで開催された第5回世界国立公園会議で公表されたものがあります。

当初は国際自然保護連合(IUCN)が原案を作成し、国連の経済社会理事会に報告されて承認されていましたが、現在は国連環境計画(UNEP)の下部機関である世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が、IUCNの世界保護地域委員会(WCPA)の協力を得て作成しています。リストには、国立公園のほか、世界遺産(自然遺産)、ラムサール条約湿地、生物圏保存地域なども含まれています。

国連保護地域リストの概要

国連保護地域リストの概要

国連保護地域リストは、世界各地に存在する自然保護区や国立公園など、各種の保護地域を網羅した一覧です。国連環境計画(UNEP)国際自然保護連合(IUCN)が中心となって整備しており、地球規模での自然保護の進捗状況を把握するための重要な基礎資料となっています。

リストには、各国の国立公園や自然保護区のほか、ユネスコの世界遺産(自然遺産)、ラムサール条約湿地、生物圏保存地域(ユネスコMAB計画)など、国際的な枠組みで指定された地域も多数含まれています。これにより、世界の保護地域の総数や分布、面積の推移などが俯瞰できるようになっています。

掲載されている保護地域は、IUCNが定める保護地域のカテゴリー(厳正自然保護地域、原生自然地域、国立公園など6つの区分)に基づいて分類され、各国における管理・保全の参考資料として活用されています。

国連保護地域リストの目的

国連保護地域リストの目的

国連保護地域リストの主な目的は、世界各国における自然保護地域の指定状況を国際的に共有し、生物多様性および自然環境の保全を推進することにあります。各国の保護地域を統一的な基準でまとめることで、国際社会が地球規模の自然保護の現状を把握しやすくする役割を担っています。

このリストにより、世界の保護地域の総面積や分布の傾向が明らかになり、生物多様性条約(CBD)などの国際枠組みのもとで設定される保護地域目標の達成状況を評価する指標としても機能します。例えば、陸域・海域の一定割合を保護地域に指定するという国際目標の進捗を測る上で、本リストは欠かせないデータ源となっています。

また、リストへの掲載は、各国の保護地域管理の質を高めるインセンティブにもつながっており、国際的な認知を通じて、保護活動への支援や研究協力の促進にも寄与しています。

国連保護地域リストの対象地域

国連保護地域リストの対象地域

国連保護地域リストの対象となるのは、各国政府によって法的または制度的に指定された自然保護地域です。具体的には、国立公園、自然保護区、野生生物保護区、海洋保護区などが含まれます。

加えて、ユネスコの世界自然遺産ラムサール条約に基づき登録された国際的に重要な湿地、ユネスコ「人間と生物圏(MAB)計画」に基づく生物圏保存地域など、国際条約や国際プログラムに基づく地域も対象となります。

これらの地域は、IUCNの保護地域カテゴリー(Ⅰa:厳正自然保護地域、Ⅰb:原生自然地域、Ⅱ:国立公園、Ⅲ:天然記念物、Ⅳ:種と生息地管理地域、Ⅴ:景観保護地域、Ⅵ:資源保護地域)に従って分類され、地域ごとの保護目的や管理方針の違いが整理されています。陸域だけでなく海域も対象となっており、地球全体の生態系保全に資する情報基盤を形成しています。

国連保護地域リストの公表と改定

国連保護地域リストの公表と改定

国連保護地域リストは、1962年の第1回世界国立公園会議で初版が公表されて以来、これまでに複数回の改訂が行われてきました。2003年に南アフリカのダーバンで開催された第5回世界国立公園会議で公表された版は、その代表的なものです。

現在では、UNEP-WCMC(国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター)IUCN世界保護地域委員会(WCPA)の協力を得て作成・更新しており、関連データは「世界保護地域データベース(WDPA:World Database on Protected Areas)」として整備され、オンラインで公開されています(Protected Planetなど)。

このデータベースは継続的に更新されており、各国から提供される最新の保護地域情報が随時反映されます。これにより、研究者、政策担当者、市民社会などが世界の保護地域の最新動向にアクセスできる仕組みが整えられています。リストとデータベースは、生物多様性条約の目標達成状況の評価や、各国の自然保護政策の立案にも活用されています。

国連保護地域リストの活用

国連保護地域リストの活用

国連保護地域リストは、世界の自然保護地域を体系的に把握できる情報源として、さまざまな場面で活用されています。例えば、生物多様性条約(CBD)に基づく国際目標(陸域・海域の一定割合を保護地域として保全する目標など)の進捗状況の評価にあたり、基礎データとして用いられています。

また、保護地域は、観光や環境教育の場として活用されることが多く、それによって地元経済の活性化や雇用創出につながる場合もあります。さらに、保護地域は気候変動への適応や自然災害リスクの低減、生態系サービスの維持にも貢献し、科学研究や生物多様性保全の拠点としても重要な役割を果たしています。

国連保護地域リストは、世界の自然遺産を将来世代に引き継ぐための国際協力を支える重要なツールです。各国・各地域の取り組みを「見える化」することで、保護活動への意識を高め、持続可能な社会の実現に向けた歩みを後押ししています。

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