トビリシ会議とは?1977年のUNESCO主催の会議について解説

環境問題に関すること
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トビリシ会議とは?1977年のUNESCO主催の会議について解説

トビリシ会議とは何ですか?

地球環境の専門家

トビリシ会議は、1977年10月にグルジア(現ジョージア)の首都トビリシで開催された、環境教育に関する世界初の政府間会議です。

トビリシ会議は何を目的として開催されたのですか?

地球環境の専門家

環境教育の理念や目的、指導原則を国際的に確立し、各国における環境教育の推進を図ることを目的として開催されました。

トビリシ会議とは。

「トビリシ会議」は、1977年10月に旧ソ連のグルジア共和国(現ジョージア)の首都トビリシで開催された、環境教育に関する政府間会議です。この会議には各国の代表が参加し、UNESCO国連教育科学文化機関)とUNEP国連環境計画)が共同主催しました。

トビリシ会議とは?

トビリシ会議とは?

トビリシ会議とは、1977年10月14日から26日まで、当時のソビエト連邦・グルジア共和国(現ジョージア)の首都トビリシで開催された、UNESCO(国連教育科学文化機関)UNEP(国連環境計画)が共同主催した「環境教育に関する政府間会議」です。

この会議は、1975年にユーゴスラビアのベオグラードで開催された国際環境教育ワークショップ(ベオグラード会議)で採択された「ベオグラード憲章」を踏まえ、環境教育の理念と方向性を国際的に確立することを目的としていました。会議には世界各国から政府代表や専門家が参加し、環境教育の役割、目的、指導原則について議論が行われました。

トビリシ会議の目的

トビリシ会議の目的

トビリシ会議の目的は、急速に深刻化する環境問題に対応するため、環境教育の重要性を世界的に認識させ、その理念・目的・指導原則を国際的に共有することでした。1970年代は、産業化や都市化の進展に伴い、大気汚染や水質汚濁、自然破壊などの環境問題が地球規模の課題として顕在化していた時期です。

会議では、環境教育を学校教育のみならず、生涯にわたるあらゆる教育の場で実施すべきものと位置づけ、人々が環境問題を理解し、その解決に向けて行動できる能力を育むことの重要性が強調されました。最終的に「トビリシ宣言」と「トビリシ勧告」が採択され、環境教育の国際的な指針が示されました。

トビリシ会議の参加国

トビリシ会議の参加国

トビリシ会議には、UNESCO加盟国を中心に世界各国の政府代表団が参加し、加えて国連諸機関、国際機関、非政府組織(NGO)の関係者も出席しました。参加者は、教育、科学、行政、環境分野の専門家を含む多様な顔ぶれであり、環境教育に関する国際的な合意形成に向けて議論を交わしました。

会議では、環境教育が持続可能な社会の実現に不可欠な要素であり、すべての年齢層・社会階層を対象とすべきであること、また学際的なアプローチを通じて、環境問題を社会・経済・文化と関連づけて捉える必要があることなどが確認されました。

採択された「トビリシ宣言」は、環境教育の理念と原則を明確に示した国際的な文書として、その後の各国の環境教育政策やカリキュラム策定に大きな影響を与え、現在に至るまで重要な指針とされています。

トビリシ会議の成果

トビリシ会議の成果

トビリシ会議の最大の成果は、「トビリシ宣言」と「トビリシ勧告」の採択により、環境教育の目的・目標・指導原則が国際的に確立されたことです。

トビリシ宣言で示された環境教育の主な目的・目標は次のとおりです。

  • 認識(Awareness):環境とその関連問題への関心と感受性を高めること
  • 知識(Knowledge):環境とその課題についての基本的な理解を得ること
  • 態度(Attitudes):環境への配慮と改善への動機を養うこと
  • 技能(Skills):環境問題の特定と解決に必要な能力を身につけること
  • 参加(Participation):環境問題の解決に向けた行動に積極的に関わること

これらの原則は、その後の持続可能な開発のための教育(ESD)へと発展し、現在の国際的な環境教育の基盤となっています。トビリシ会議は、世界の環境教育の出発点として歴史に刻まれた重要な会議でした。

トビリシ会議の歴史的意義

トビリシ会議の歴史的意義

トビリシ会議は、1977年10月にグルジア共和国(現ジョージア)の首都トビリシで開催された、UNESCO国連教育科学文化機関)とUNEP国連環境計画)共催による環境教育に関する政府間会議です。この会議は、地球規模で深刻化する環境問題に対し、教育を通じて取り組むための国際的な枠組みを示すために開催されました。

トビリシ会議の歴史的意義は、環境教育の理念と指導原則を世界で初めて公式に確立した点にあります。採択された「トビリシ宣言」は、環境教育を単なる自然学習にとどめず、社会・経済・文化を含む総合的かつ学際的な教育として位置づけました。また、環境教育を学校教育のみならず、生涯学習の枠組みのなかで実施すべきものと明確に示しました。

このトビリシ会議で示された理念は、その後の1992年の地球サミット(リオ・サミット)で採択された「アジェンダ21」や、2002年以降に国際的に推進された持続可能な開発のための教育(ESD)へと受け継がれ、現代の環境教育・SDGs教育の礎となっています。

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