チバニアン:千葉県の地名から名付けられた地質時代

先生、チバニアンについて知りたいのですが。

地球環境の専門家
チバニアンは、地球の歴史を地層の中の生物の化石などをもとに地球の歴史を区分けした地質時代のひとつです。新生代第四期更新世のなかの約77万4千年前から12万9千年前までが該当します。

チバニアンの名前の由来を教えてください。

地球環境の専門家
チバニアンは、千葉県市原市田淵(養老川沿い)にある地層が認定されたことに因んで名付けられました。認定にはいくつかの評価項目があり、この地層に残された化石などを通じて当時の海や陸の環境のことがよく分かることなどで評価を得て、さらに地磁気逆転の証拠があることが認定の決定打になったという事です。
チバニアンとは。
チバニアンとは、環境に関する用語です。地球の歴史は、地層の中の生物の化石などをもとに区分けされており、地質時代の一つであるチバニアンは、新生代第四期更新世の約77万4千年前から12万9千年前までを指しています。
国際地質科学連合(IUGU)は、世界中から唯一カ所、それぞれの地質時代に最も適した地層とポイント(地点)を認定しています。各々の地質時代の名称は、認定された場所に因んで名付けられるのが通例です。今回、チバニアンのポイントが千葉県内(市原市田淵(養老川沿い))であることに因んで「チバニアン」とされました。
認定にはいくつかの評価項目があり、地層に残された化石などを通じて当時の海や陸の環境のことがよく分かることなどが評価されました。さらに、地磁気逆転の証拠があることが認定の決定打になったと言われています。
チバニアンとは何か?

チバニアンとは何か? チバニアンとは、約77万年前に始まり、約12万9千年前に終わった約64万年間続いた地質時代のことです。チバニアンは、更新世のプレザントンの次に位置し、ホロ世の前の地質時代です。チバニアンは、地球の磁場の逆転期である松山・ブルンヘス境界で定義されています。チバニアンは、日本の千葉県にある地層が基準層とされ、その地層の名称から命名されました。チバニアンは、地球の歴史の中で比較的新しい地質時代であり、人類の歴史の大部分がチバニアンに含まれています。
チバニアンの地層はどこにあるのか?

チバニアンの地層はどこにあるのか?
千葉県市原市にある養老川流域の約77万年前の地層がチバニアンの地層です。この地層は、2016年に国際層序委員会によって新しい地質時代として認定されました。チバニアンは、約77万年前から約12万年前まで続いた地質時代であり、前期更新世の最後の地質時代です。チバニアンの地層は、更新世の気候変動を研究する上で重要な手がかりとなる地層です。
チバニアンの認定評価項目

チバニアンの認定評価項目
チバニアンが地質時代として認定されるためには、いくつかの評価項目を満たす必要があります。
まず、チバニアンの開始時期と終了時期が明確に定義されている必要があります。
チバニアンの開始時期は、約77万年前、終了時期は、約12万9千年前とされています。
この期間は、地質学的に重要なイベントである「Brunhes-Matuyama逆転」を挟んでいます。
次に、チバニアンの堆積物は、地質学的に重要な情報を多く含んでいる必要があります。
チバニアンの堆積物は、千葉県市原市の養老川流域で産出しています。
この堆積物は、古気候変動や古環境変化の情報を多く含んでおり、地質学的に重要な価値を持っています。
最後に、チバニアンの堆積物は、国際的な地質学者によって承認される必要があります。
チバニアンの堆積物は、2018年に国際地質科学連合(IUGS)によって承認され、正式に地質時代として認定されました。
チバニアンの認定決定打

チバニアン認定決定打
千葉県の地層に見られる地質時代は、2020年1月17日に国際地質科学連合(IUGS)によってチバニアンとして公式に認定されました。チバニアンは、約77万4千年前から約12万9千年前まで続いた約64万5千年間の期間を指します。この時代は、地球の歴史の中で重要な気候変動や環境変化があった時期であり、チバニアンの認定は、地球の歴史をより深く理解する上で重要な意味を持っています。
チバニアンの認定の決め手となったのは、千葉県の地層から見つかった地磁気逆転の記録です。地磁気逆転とは、地球の磁極が南北逆転する現象であり、約78万年前と約12万9千年前の2回、チバニアンの間に地磁気逆転が起きていたことがわかりました。この地磁気逆転の記録は、チバニアンの開始と終了を明確に示しており、チバニアンを独立した地質時代として認定する決定打となりました。
チバニアンの認定は、日本の地質学にとっても大きな成果です。日本の地層が、地質時代の定義に貢献したことは初めてであり、チバニアンの認定は、日本の地質学のレベルの高さを世界に示すものとなりました。また、チバニアンの認定は、千葉県の観光振興にも貢献することが期待されています。
チバニアンの意義

チバニアンの意義
チバニアンは、これまで地質年代としては認められていなかった時代である「約77万4千年前から約12万9千年前」の約64万5千年間を指す地質年代区分です。 この時代の温暖期において、サンゴ礁が世界中で広く発達しており、寒冷期や氷河期の時期に地層が削り取られてしまうことが少なかったため、地層が世界中で広く分布しています。 そのため、チバニアンは、海底堆積物を調べることで、当時の気候変動や環境変動を研究するために非常に重要な地質年代区分なのです。
また、チバニアンは、日本人が提案した初めての地質年代区分でもあります。 このことは、日本の地質学研究の発展を世界に示すとともに、日本の地質学の国際的な地位を向上させることにもつながりました。


